旬の生牡蠣をたらふく喰らう築地のオイスターバー♪
2017年03月04日
1)全国各地のその日入荷した旬の生牡蠣♪
やはり、冬は旬な魚介類を求めて、築地に足が向いてしまいますね。
今年に入って、築地は3度目。
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そして、今回は「生牡蠣をたらふく喰らう」というグルメデートです。
さて、オイスターバーというと、銀座や恵比寿にある洒落たお店が多いですね。もちろん、それもいいですが、時には、築地場外の「飾り気のない店」で、極上の生ガキを気取らず食べるというスタイルも粋なものです。
築地4丁目の交差点の「築地KYビル」の地下1階にある「地下の粋」。ここは、築地の仲卸の直営店。だから、その日入荷した新鮮な牡蠣を「築地価格」で思う存分頂ける、という訳ですね。
お店の雰囲気は、スタンディングのカウンター、ベニヤ板のテーブルとパイプ椅子といった、いかにも、築地場外らしい庶民的な雰囲気で、彼女には却って新鮮かもしれない。
ただ、そういうお店なので、予約はとらず、満席なら、奥の階段に並んで待つという具合。まあ、オイスターバーなので、お客さんの回転は速いので、そんなに待つことなく入れますので、ご心配なく。
2)生牡蠣にはシャブリ♪
さて、ここは、お酒の持ち込みが可能で、しかも、持ち込み料は¥1000でとても良心的だ。なので、僕は、いつも、有楽町のビックカメラのお酒売り場(2F)で、シャブリを調達する。値段は、そんなに気張ることもない。フランスでは、生牡蠣には「安い辛口のシャブリ」がいい、という向きもいるそうだ。
そして、彼女と待ち合わせ、タクシーでお店に行く。
3)まずは、本日のおススメ「3種盛り」から♪
平日の18時30分頃、お店は、ほぼ、満席状態。
でも、スタンディングのカウンターが二人分空いていたので、待つことなく、カウンターに。
テーブルが空いたら、お店の人が、順に案内してくれる。
では、早速、カウンターで、シャブリで乾杯!ご覧の通り、一応、クーラーを出してくれる。
とにかく、ここに来たら、「気取らず、本能のままに、生牡蠣を喰らう」という気持ちで臨んでほしい。そして、まずは、「本日のおすすめA:3種盛り」から。
写真は、本日のおすすめ2人前。
手前の紙に、産地と牡蠣の名前が書いてある。
どれも新鮮な牡蠣だけど、それぞれ個性があって美味しい。その味の違いを彼女と論評しながら、食べ進むのが楽しい。そして、その中から、お気に入りの産地の牡蠣を覚えておいて、後で、単品で頼んで、おかわりをすればいい。
小長井は長崎県。レモンを絞って、一気に一口でズズッと喉越して味わってしまおう。
陸前高田は、岩手県。3年物で塩味が効いている。
室津は兵庫県、小ぶりだがしっかりした旨みがある。
さて、第2弾。
的矢は三重県。広島と並ぶ牡蠣の名産地だ。小ぶりだが、甘味と旨みが溢れ出る。
鳴門海峡はもちろん徳島県。渦潮に育てられた大ぶりの牡蠣で肉厚があり、喉越しがいい。
才川は、山口県。すっきりした味わいだ。
これらを喉越しで味わい、シャブリで追いかけて、流し込む、、、ああ、幸せ。
4)お口直しに海サラダ♪
大いなる満足感に包まれ、次なるオーダーは、3種の海の幸が絶妙なハーモーニーを奏でる「本ズワイガニと塩いくらとわかめの酢の物」だ。
これら3種が、口の中で混然一体となり、海の香で、一杯になり、パーフェクトハーモニーを織りなす。これも、必食。
彼女は、「美味しくて、タッパーに入れて、お持ち帰りにしたいくらい!」と感激してた。
5)お好みの生牡蠣をチョイスして♪
結局、僕らが、相談して「おかわり」したのは、前述の「小長井」!
そして、この肉厚に惹かれて、新規に北海道の厚岸の牡蠣をオーダーしました!潮の香りごと、喉越しで、一気に流し込みました。
6)牡蠣とクリームチーズパテ♪
そして、ちょっと、目先を変えて、洋風のつまみへ。
レバーペーストやリコッタの様に、牡蠣をクリームチーズを合わせてペースト状にしたもの。これも、シャブリに合います。僕も彼女も、パテをクラッカーに厚塗りしすぎて、クラッカーが余っちゃいました。
7)〆は、魚介出汁のスープカレー♪
では、そろそろ、これで〆ましょう。
そう、これも、他では味わえない絶品カレー。築地らしく『天然魚介出汁』で作ったスープカレー。魚介類のエキスが濃厚で、これを、彼女と2人で分ければ、結構な締めとなる。
さあ、ここは、だらだらおしゃべりして、長居をするところではない。だって、さっきから、奥の階段で、並んでいる人がいる。それに、生ガキをサクッと食べて、シャブリで流し、スープカレーで〆て、さくっと出るのが、それこそ、江戸っ子気質で、『粋』というもの(まあ、僕は横浜生まれだけれど)。
気になるお代は、10,000円前後。これに、ビックカメラで買ったシャブリ(¥2880)と言う具合。
8)銀座へワープ! 帝国ホテルのメインバーへ♪
さて、地上に出てタクシーを拾う。
僕は、ドライバーに行先を告げる。
「帝国ホテルの本館前」
そう地下の粋の猥雑な雰囲気から、一気に、帝国ホテルの大人のバーへタクシーワープだ。帝国ホテル本館2階、The Old Imperial Bar。
帝国ホテル旧館は、有名なフランク・ロイド・ライトの設計で、この「オールドインペリアルバー」は、1920年代の面影を現在に伝える重厚な雰囲気の大人のバーだ。夜景の力など借りなくとも、十分に彼女を口説けるバーなのだ。
良く磨き込まれた歴史を感じさせる重厚なカウンター。
ご覧のとおり、円形の照明に浮かび上がり、何とも言えない艶っぽさを演出している。
ここでは、彼女の太腿に手を添えて、静かに口説くのがよろしい。
お代は、カクテル2杯で¥4600前後。
この雰囲気を考慮すれば、決して高くはないと思うはず。