フレンチ薬膳で頂く絶品「いのししのしゃぶしゃぶ」♪

2017年01月27日

「フレンチ」と「薬膳」のマリアージュ♪

 

昨年末、とあるパーティで「フレンチ薬膳」を提唱している坂井美穂さんとお知り合いになりました。、彼女は、パリでモデルとしてパリコレを中心に活動。帰国後、「フレンチ薬膳」を提唱するべく、麻布十番に「CHER VOUS SAKAI(シェル ヴ サカイ)」というお店をオープンした、国際薬膳調理師の資格を持つオーナシェフです。グルメとは関係ないけれど、すらっとした長身の美女です!

フレンチと言えば、フォアグラ、こってり、高カロリーというイメージですよね。その「フレンチ」と「薬膳」。異なるもの同士の化学反応がどうなるのか関心があったので、パーティの最後に、「そのうち、お邪魔させて下さいね」という「社交的約束」は交わしていました。

そして、程なく、美穂さんのFBに

冬限定「イノシシのしゃぶしゃぶ」が美味しいですよ~、とのお知らせ。

聞けば、イノシシは、山梨の山中で捕獲した完全に野生のイノシシ。FBのイノシシの肉を見ると、「これは生ハムか」とみちがえるほどの綺麗なピンク色と脂のシロの紋様。イノシシの肉の写真を見た瞬間、これは行くしかない、と確信しました。

更に、

「雑炊が堪りません」

と追い打ちを掛けてくるではありませんか。

 

「事前予約したお客さんだけをおもてなしする」スタイル♪

 

彼女とは、麻布十番のスタバで待ち合わせ。そこから、数分の「フレンチ薬膳」へ。セブンイレブンの真向いのビル、階段を上った3階に入口があります。ただ、ドアにはお店の名前もなく、インターフォンを押し、名前を告げると、ドアが開かれるといった具合で、ちょっと、ドキドキ。

 

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中に入り、4階に上がると、右手がキッチン、左の部屋がレストランスペース。2人掛けテーブルを付けて、4人用のテーブルにしたものが2セット。今日は、僕ら2人なので、貸し切り状態!

少人数で貸し切って、「いのしししゃぶしゃぶパーティ」なんていう使い方も楽しそうだ。

 

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前菜はフレンチと和の融合♪

 

さて、フレンチだから、泡からスタートとも思ったけれども、ビール好きの僕達は、まずは、ビールで乾杯!

 

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前菜は、お正月(和)を意識した小ぶりなおせちのお重に3品。

 

手前が、紋甲イカのソテー。

程よくソテーされたイカにマスカルポーネとカリフラワーのソースが相性抜群。一口サイズのパイは、ほのかに暖かくて美味しい。そして、オーガニック栽培の弘前のりんごと生ハム。食べ進むと、上品なりんごの酸味と生ハムの塩味がいい塩梅で、口の中で混ざり合い、結構なお味となる。

 

 

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さて、飲み物は、ビールから、「瀬戸内のオーガニック栽培のレモンサワー」へスイッチ。

 

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圧巻の「真打ち」登場♪

 

これが、「イノシシのしゃぶしゃぶ」、一式(2人前)です。

十分な量で、壮観ですね。期待に胸が膨らみます。

イノシシの肉は、低カロリー、低脂肪で栄養価が高く、しかも、女性に嬉しいコラーゲンもたっぷり。

食べ方は、「猪鍋(ししなべ)」、通称、ボタン鍋が一般的ですね。僕も、冬の温泉旅館でいただいた記憶があります。ただ、その時は、割と厚めに切ったイノシシの肉を濃い目の味噌味の鍋でいただく、ということで、肉も固く、「美味しいけど、まあ、こんなもんか」という程度で、味に「感動」した覚えはなかったですね。

でも、この「いのしししゃぶしゃぶ」は、感動しますよ!

 

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見てください。こちらのイノシシのロース。もう、綺麗なピンク色と白の紋様が美しく、まるで、生ハムですよね。

なんでも、野生のイノシシを山梨の山中で捕獲後、1か所の作業所で素早く解体して、届けてもらっているので、鮮度が抜群なのだそう。

 

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まずは、ニンジン、ゴボウなどの根菜から入れます。

そうそう、数種類の昆布から丁寧にとっているという、この出汁が秀逸で、僕らは、3回もおかわりしてしまいました。

 

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さて、いよいよ、これから、しゃぶしゃぶするわけです。期待が高まりますね。

お肉が縮まり、赤味が消えたら引き上げて、まず、出汁だけで食します。

うーん、柔らかくて、脂が口の中で溶けて、上品な出汁と相まって、旨い。

もちろん、全く臭みはありあません。

 

そして、出汁にポン酢を追加して、薬味を少々。

このポン酢も、出汁の上品な味を阻害することなく、でも、しっかりとした味がして、とても美味しい。

この辺の「味のバランス、感性」がフレンチ薬膳の生命線かもしれませんね。

 

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さて、お次は、「イノシシのバラ肉」」を投入。

ロースより脂肪分が多いけれども、上質な脂なので、全然しつこくなく、いくらでも食べられそう。これは、コラーゲン効果も期待できそうだ。

 

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雑炊が美味しい♪

 

さて、この脂が溶け出して、出汁に脂が浮いているのがわかる。コラーゲンをはじめとしたお肉と野菜のエキスが混ざり合った出汁で作る雑炊。これが、まずいはずがない。

雑炊は、一旦、鍋を引き上げて、キッチンで作ってきてくれる。

肉のエキスが溶け出しだし汁から作っているのに、フグの雑炊にも似た、やさしいホッコリした味だ。当然、完食!

 

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デザートもヘルシー♪

 

さて、お楽しみのデザート。

まず、飲み物は「本日のハーブティー」を紹介されて、彼女が選んだのが「タンポポ」で、血流がよくなる効果があるらしい。僕は、ストレスに効く、と言われて、躊躇なくラベンダーのハーブティーをチョイス。

そして、デザートは、胡麻のジェラート(手前)とローズ(バラ)のジェラートをいただきました。どちらも、舌触りがなめらかで美味しい。着色料、香料は使っていないそうです。体にやさしいということが実感できるデザートでした。

 

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たっぷり、「イノシシのしゃぶしゃぶ」を味わい、そのエキスを抽出した雑炊をいただき、からだにやさしいデザートで締めくくり、「自然の恵みを無駄なくいただいた」という満足感が、僕ら2人を包み込む。

これで、15,000円しませんでした。コスパにも満足です。

 

この「イノシシのしゃぶしゃぶ」は、冬の期間だけなので、是非、旬の旨さを味わってほしいと思います。ジビエ、イノシシのイメージが変わりますよ。

 

「フレンチ薬膳」HP

http://www.french-yakuzen.com/

 

「フレンチ薬膳」FB

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「フレンチ薬膳」Instagram

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さて、今宵の2軒目は♪

 

さて、美味しい幸福感に包まれて、このまま、バイバイではつまらない。

 

さて、2軒目まで、ぶらぶら歩いて2、3分。

知らなければ、黙って通り過ぎてしまう、地下1Fに、ひっそりと門を構えるバー「月光浴」。「価値がわかる人だけ見つけて来てくれればいい」といったスタンスの隠れ家バーだ。

 

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良く磨かれた幅広のオークのカウンターが、照明と相まってオレンジ色に妖しく光り、ご覧の通り、何とも言えない艶っぽい空間を演出している。

 

彼女は、季節のフルーツを使ったカクテル。

僕は、なんと、自家製のリモンチェロがあったので、ダイジェスティブとしていただくことにした。

 

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ここは、テーブル席もあるけれど、基本的には、彼女と2人でカウンターに座り、彼女をしっぽり過ごしたい。

因みに、グラスの間に映るおつまみの「自家製ポテトチップス」が美味しい。

2杯目は、彼女は赤ワイン。僕は、珍しい、これも自家製のアランチェロをいただいた。

 

お代は、2人で8000円。

「いのしししゃぶしゃぶ」のコスパに比べれば、ちょっと、高め。まあ、ここは、適度に暗く、そして、オレンジ色に妖しく光るオークのカウンター、そう、彼女を口説くバーだから、仕方ないかな。

 

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帰り道、麻布十番らしく、東京タワーが見え隠れする道を、彼女と腕を絡ませ、ほろ酔い気分で駅に向かう。冬のキーンとした冷たい空気が上気した頬に気持ちいい。

 

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