ウニの炊き込みご飯で〆て、2軒目は暖炉バーでウオッカを♪
2016年12月23日
ウニの炊き込みご飯で〆て、2軒目は暖炉バーでウオッカを♪
1)中目黒のカジュアル割烹♪
割烹というのは、カテゴリーとしては、居酒屋以上料亭未満といった所で、ちょっと、敷居が高くて、接待用のイメージもありますね。でも、「いふう」は、若者の街、中目黒で、割烹料理をリーズナブルに提供してくれる人気の庶民派割烹だ。それ故、いつも混んでいるので、事前予約をお勧めする。
予約は、10日前の11時から受け付けている。彼女と2人なら、1Fのカウンター席、それも、写真の様に、板さんの仕事ぶりが見える席をリクエストしよう。
2)初めての訪問なので、お任せコースで♪
まずは、お約束の生ビールで乾杯!
アラカルトのメニューを見ると、「ノドグロの一夜干しの炭火焼」とか「真鯛白子炭火焼」等々、魅力的なメニューが並んでいる。ただ、前から気になっていた、〆に「ウニの炊き込みご飯」が付いている6000円のコースにした。割烹料理の一通りのメニューがコースに組み込まれているので、「いふう」の実力を測るにはうってつけのコースだろう。
3)先付け、お椀、お造り、、、、計11品のラインナップ♪
先附
上品な胡麻豆腐。出汁が美味しいので、飲み干してしまいました。
お椀
写真ではわかりにくいですが、蟹の身の上にフカヒレが載っています。トロみがあって美味しい。
お造り
マグロ、ヒラメ、イカ、カンパチ。ある程度熟成されていて、ヌメっとした感触が新鮮。
焼物
鰆の塩加減が絶妙です。そして、その塩加減とサツマイモの甘さの塩梅が計算し尽くされている!と感じるコンビネーションです。
焼物
「土佐はちきん地鶏」の手羽先とつくね。
土佐原産の鶏と軍鶏の交配でできた鶏だそうで、肉質に締まりがあり、程よい噛みごたえだ。手羽先の弾力とつくねのコリコリした食感がいい。確かに、これを味わうなら塩だろう。
焼物
玉葱の甘みとシンプルな銀杏の塩味で、更に玉葱の甘みが引き立つ。これも、味のコントラストが絶妙だ。
煮物
体に優しい味。飲み物は、「国産レモンサワー」。料理の味を壊さない上品なサワーだ。
揚物
赤と緑は唐辛子。そして、フグの天ぷら。唐辛子はさほど辛くなく、パブリカみたいな食感。フグはレモン汁をかけてさくっと。
酢の物
ここで、酢の物でお口直しですね。しらうおが見えますかね。そして、いよいよお目当ての、、、。
ウニの炊き込みご飯
どうです、土鍋で供される「ウニの炊き込みご飯」。見た目もご馳走ですね。
出汁とウニの旨みを吸ったご飯がおいしい。日本人にしかわからないだろうなあ、という美味しさですよね。
2人で食べきれなければ、残った分をおにぎりにしてお持たせにしてくれる。しかも、写真の様に、かわいい巾着に入れてくれるので、彼女も思わず笑顔。きっと、冷めても美味しいはずだ。
翌日、「味が染みててとっても美味しい」と彼女から、お礼のLINEがきました。
デザート
さすが、いふう。和食のお店のデザートは、マスクメロンとアイスクリームなんていう出来合いのものが多いけれど、ご覧の通り、デザートにも手抜かりなし!苺の酸味とプディングの軽い甘みがちょうどいい。
品数は多いが、1品、1品の量がそれほど多くないので、そして、炊き込みご飯でおなか一杯にせず、お持たせにしてたので、彼女もデザートまで美味しく食べられたといって、ご満悦。
4)2軒目は、暖炉のあるバーの特等席で♪
さて、駒沢通まで出て、タクシーを拾おう。行先は、代官山先の西郷山公園前。
ご覧の通り、レンガが積みあがったお洒落な外観。ここは、本物の暖炉があるバー「レガロ」。冬の間は、本当の薪を燃やしてくれるバーなのです。
ドアを入って右側にカウンター、左手が暖炉のある部屋になっている。数日前に、暖炉の前の特等席を予約しておいた。
この炎のゆらぎは、f分の1のゆらぎといわれ、生体と同じリズムなんだとか。だから、炎の揺らぎを見ていると、なんだか、落ち着く、癒される、、、という効果があるらしい。この暖炉で、炎を見ながら、彼女とベンチシートで肩を寄せ合いウオッカを飲む。
「まるで、旅行に来たみたいだわ」
予想外の展開にびっくりしている彼女。
でも、f分の1の揺らぎ効果とウオッカで気持ちよさそう。炎に照らされ、ちょっと頬が紅潮しているように見える。
この部屋には、僕達以外にはまだ、誰もいない。
バーのスタッフは、ずっと奥のカウンターにいて、ここは「死角」となっている、、、。
帰りは、北風の中、彼女が腕を絡ませてきた。途中の蔦屋書店あたりのクリスマスイルミネーションを見ながら、代官山駅まで、歩いて7、8分の距離だ。